横浜飯店

行列のできる持ち帰り餃子。量をさばき利益を確保

機械だからこそ経営が成り立つ

ラーメンや中華メニューを提供している横浜飯店の主力は餃子だ。売り上げ全体の8割が餃子。その内の8割が持ち帰り餃子だという。金土日は朝の4時から夕方の5時くらいまでかかって、約5000から6000個を仕込む。平日はその半分くらいだが、とても手で包める量ではないという。「機械じゃないと、とてもじゃないが疲れる」とご主人。機械があるから、効率がいい。機械があってこそ横浜飯店の経営が成り立っていると言っても過言ではないだろう。

味にこだわり、自信あり

東亜の機械を入れて約10年。以前は別のメーカーを使っていたが不良品や故障が多かった。東亜の機械は不良品が少なく、故障も少ないと信頼を寄せている。手で包むと、人によって具の量にばらつきが出て、大きさや形が揃わない不安がある。作り方をマスターするのに時間もかかる。東亜では使用する皮や具材など、すべてそのお店の具合いに合わせて調整するため調整後は、均一な餃子ができる。
味には絶対の自信を持っている。味の決め手は「あんこ」だ。企業秘密で詳しいことは明かせないが、素材や調味料はすべていいものを使っているという。

安くておいしいと客は増える

横浜飯店の餃子の原価は安くない。たとえば多くの餃子の売価は50円/個だと、餃子特集のタウン誌にメモ書きされた数字を見せてもらった。横浜飯店は21円/個なのでかなり安いと言える。原価ぎりぎりの設定で安く提供している。
冷凍餃子は売れ残ることはなく、閉店を待たずに夜の7時には在庫がなくなるという。いかに人気があるかがわかる。
持ち帰りのお客さんは冷凍か生餃子なので、お客さんを待たせることはない。駐車場は広くはないが十分だという。こんなところにも持ち帰り餃子のメリットがあるとご主人は教えてくれた。

お店DATA

横浜飯店

住所: 〒435-0051 静岡県浜松市東区市野町981-4
電話: 053-434-4123 
営業時間: 11:30~14:00 17:00~21:00
定休日: 月曜日・第1第3火曜日